ばあちゃんの一大仕事
仏間はもちろん、仏壇さえない環境で長年暮らしてきた。
実家しかり、一人暮らしのアパートしかり。
親戚の家に行って、お線香をたてたり手をあわせる経験ぐらいはあるけれどそれくらい。
私はまだよく仏様との接し方がわからない。
それはさておき、うちには仏間があって、そこのお世話はずっとばあちゃんの仕事。
毎朝きちんと仏様にご飯とお水を上げ、お花をきれいに飾るのも欠かさない。
初物がある日には、まず仏様。そんな感じ。
今日はそんなばあちゃんの一大仕事。
ばあちゃんのお姑さん(TAAの曽祖母)の三十三回忌の法事でお寺へ。
手配は全部ばあちゃんが。前日には仏壇にお団子もお供えして。
和尚さんの厳かな木魚と鐘の音の中、皆で手を合わせる。
終わった後、ばあちゃんが和尚さんに言っていた。
「これで嫁の務めも全部終りゃんした。これで心おきなく・・・」
ばあちゃん、心おきなくはちょっといきすぎ。
だけどなんだかばあちゃんの気持ちはちょっとわかる気もする。
嫁の務めって長いんだな、いつもは心配性すぎて皆をやきもきさせているばあちゃんが、嫁の大先輩に見えた。
ばあちゃんが「もう安心していつでも・・・」とつぶやき続けるのもいたしかたない、全員一致で黙認することにした。二三日だけね。
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コメント
お坊さんはドラマーのようで木魚の音がよかったわけですね。観察が細やかですね。夏目漱石の俳句に”たたかれて昼の蚊をはく木魚かな”というのがあります。あの木魚の中にいた蚊が逃げ出す光景を詠んでいますが、実は木魚は自分の心であり頭であり、逃げていく蚊は煩悩なのかもしれません。
小生も寺の息子でしたので高校生のころは衣を着て盆経に出かけたことがあります。背中にお檀家さんの視線を感じながら読経するにも度胸がいるものです。
投稿 杵島太郎 | 2007/07/30 10:27
文章の最後の行(全員一致で~ )が面白くて(ゴメン)
思わずニカッ・・となりました。
それにしても、普段の生活を含めて、大家族の良さと
大変さ(でも何故か豊かなもの)を感じますね。
投稿 IKKUN | 2007/07/30 13:05
実家から出て20年弱。何か忘れていたものを思い出させられました。
<神棚>
水替え・米粒(毎日)
→夕方下げて、次の日に炊く炊飯器へ。
<仏壇>
水替え・ご飯(毎日)、初物・お花・お菓子(随時)
水・ご飯は神棚と同様
私の田舎には神棚(メイン&台所)と仏壇があります。この話を東京ですると、どんな宗教なんだと言われますが、いたって普通の曹洞宗です。子供の頃からずっと親がやるのを見てきているので、使命で行うといより、顔を洗う・歯を磨くなどの日課と同じ感覚ですね。
随分実家にも帰ってないですが、先祖の供養も含めて帰らないと行けないなと思う本日です。
投稿 mo | 2007/07/30 14:19
私も長男の嫁ですが、嫁の仕事ってそんなとこにもあったのか!!
と・・・・長いですね~。
投稿 kei | 2007/07/30 14:45
法事の時 「ごたいぎさまでした」 と こちらでは挨拶をします。
お参りにきてくださった皆様や お坊さんにも「ごたいぎさまでした」
また こちらでは50回忌まで法事を行います。
法事は嫁の立場で何度も経験しましたが 親戚一同が集まるので 終わった後は気疲れでくたくたの へろへろです。
翌日は 寝込みます。
「ごたいぎさまでした」
投稿 まよ | 2007/07/30 15:26
私も、実家には仏間も仏壇もなく育ってきたのですが、
嫁いだ先が旧家の母屋。
私は15代目の嫁となってしましました…。
仏壇には、お寺には文字も読み取れないほど古いお墓まであります。
もうすぐお盆…。
仏壇におまいりに来て下さる方にお茶を出したり、
大人が二人が抱えて運んだ花をお墓に生けたり、
大変でございます。
投稿 lalapaka | 2007/07/30 15:45
ありゃま、33回忌までですか。
となると、私も妻の親に対してそのくらいは…?
投稿 うるかす妻の夫 | 2007/07/30 16:08
仏間のある家、そしてお姑さんの、法事をきちんとこなすばあちやん、AKIさんのすむ空間は、日本の古きよき習慣が綿々と守られている、貴重な場所なんですね。それは代々の嫁の努力の賜物、頭がさがります。AKIさんがそういうものを継承してくれたら、こんな私のこころのなかをすがすがしい風がふきます。
投稿 待合室 | 2007/07/30 16:48
こちらの方では「おっさま」が月に一度お経を唱えにきます。最初「おっさま」って何?と思っていたのですが、普通にお坊さんでした。
ここに来た頃は珍しくて一緒にお経の本を両手に持ち、正座してでたらめに読経し約1時間お付き合いしていましたが、足の痺れと単調さにすぐ飽き今はジジババだけです。この絵のような椅子があるといいなあ~。ジジババにお葬式の時は畳でなく、椅子にしようよなんて話ちゃって、「あ、やばっ。その時この人達のどち・・」ひどい婿だな、僕って。
投稿 santa | 2007/07/30 18:00
お疲れ様でした!
でも33回忌でも家族だけならまだいいですよ。うちなんて親類から親戚、亡くなった人の実家、ばあさんの実家、私の実家からも人を呼んでの大宴会でしたから。
私の実家にも仏壇はありましたが、毎朝水&ご飯を上げるなんてしてなかったものですから、嫁いだ家で毎朝あげるのを見て不思議に思ったものでした。
だからお作法のわからなかったAKIさんの「ちら見」の気持ちもよ~くわかります。
いろいろ経験を積み重ねて、その家の嫁になっていくんですよね。
お互いがんばりましょう!!
投稿 らすかる | 2007/07/30 18:43
数年前、祖父(夫の)も「最後の仕事」と言って、若くして亡くなった妻の五十回忌を取り仕切りました。
AKIさんちのおばあちゃまと重なって、あのときの祖父の顔つきや様子が思い出されました。(ちなみに祖父は婿養子)
お寺さん関係のいろいろな行事、前にもやったはずなのに、義母とふたりでいまだに右往左往。
最近は一応何でも写真に撮っておきます。これはなかなか効果的。
義母は貫禄で?直接おっさん(=住職さん)に尋ねます!
投稿 miho | 2007/07/30 22:05
そうそう田舎の人って現実を直視してるけど、いさぎ良いんだよねぇ
うちの田舎のおばちゃんもこんな感じです(/б0б)ウィッス!
投稿 こぶち | 2007/07/30 22:15
> 杵島太郎 さん、意外なところで(すみません)、読経する側のお話が聞けてしまった!太郎さん、謎多き人です。木魚の音、気持ちよかったです。でもそんなこと言うと不謹慎なのかなぁと思ったりしちゃいます。どうなんでしょうね。
> IKKUN さん、ニカッとしてもらえるとうれしいです。実はそこに一番力が入っていたりします(笑)。
> mo さん、逆に言うと、私もしばらく実家の方でお墓参りもしていないことを思い出したりします。私ももっときちんとしなくちゃです。
> kei さん、長いですよね~(笑)。
> まよ さん、「ごたいぎさまでした」って言うんですね。あれ、うちももしかしたらそうかなぁ。注意して聞いていなかったかも。それはそれとして、まよさんを見習って、私も頑張りますね。
> lalapaka さん、もう足をむけて眠れません!尊敬します!憧れます!私も頑張ります!本当に!
> うるかす妻の夫 さん、他の方のコメントにもありますが、50回忌をきちんとするところもあるみたいです。長生きしないとですよね・・・(笑)。
> 待合室 さん、ご期待にそえるかそえないかわかりませんが、ガンバリマス(笑)。
> santa さん、「おっさま」。私もコメント読んで?って思いました。和尚さんのことなんですね。こちらでは「おしょさん」かなぁ?読経に一時間お付き合いしたsantaさん、なんか可愛いです、もとい、偉いです(笑)。
> らすかる さん、うちも最初は親戚呼んで、って感じだったのですが、家族だけでということになりました。でも、沢山集まっての法事、大変そう・・・(大宴会が(笑))。らすかるさんに負けないよう、私もちら見を重ねていきますね!
> miho さん、こんばんは。そうか、写真ですか。なんとなく写真とってもいいのかなぁ、って思って、必死になって頭に叩き込んでいる感じです。今度は写真に収めておこうかな。そのほうが安心だし。
> こぶち さん、いさぎ良いって言っていいのかな(笑)。いいんですよね(笑)。どちらにしても、ばあちゃんはなかなか格好いいわけです(笑)。ウィッス!
投稿 AKI@釜津田 | 2007/07/30 22:24
私も嫁に来て、何度か法事に出席してますが、
自分の実家とは違う作法ににいつも戸惑います。
義母の働きを横目で見て、いつかコレを私がやるんだと思いながらもいつも義母任せです。嫁の役目は大きく、そして先も長い。先輩嫁の義母にはいつも感心させられます。
自分の知らない夫の祖父母やその前のご先祖様の事ですけど、いつかお墓でご一緒するのですから、今のうちに良く出来た嫁を見せないとなぁ。ってもう十分見られているか・・・(特にふがいなさの方を)
投稿 み~ | 2007/07/30 22:32
こちらも33回忌ともなると宴会まがいです。
みなさんのコメントによると、地域や家によって
仏様や法事の仕方もいろいろあるようですね。
ということは、お盆の仏様、お寺関係の行事も
きっといろいろなんでしょうね?
こちらはとても丁寧で、飾り付けから毎日のお供えから・・・
大行事です。
また お盆の記事に仏様の行事なんかを・・・
楽しみにしています。
あっ 決して催促ではありませんよ!
投稿 riko | 2007/07/30 22:36
うーーーん。
なんか、複雑ですねェ。
おばあちゃんも、ずっと嫁の勤めとして頑張ってきたんでしょうね。
これからは、ゆっくりしながら今まで通り過ごして欲しいですね。
投稿 しんちゃん | 2007/07/30 23:12