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2007/09/04

県共進会参戦記 3(最終回) 決戦は金曜日

不夜城の一夜があけた朝、それは決戦の金曜日でありました。

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【おわりに】

さてここで、共進会って何なんだろう、と再び思ってみるのです。

例えばかわとみ姉さんは、県共に進出したこと、上位に入ったことで、母牛としての格がちょっと上がりました。
もし牝の子牛が生まれたら、それは母牛として活躍を期待できるし、
もし雄の子牛が生まれたら、それは種牛の候補(あくまで候補でさらに審査とかある)となるわけなのです。
もし子牛を売ったとしても、「いい牛」の資質をかわれて若干高値で売れたりとか。
「優良牛」の育成とか、改良事業といったりして、共進会のひとつの大きな目的でもある(以上、会場でもらったしおりとか不夜城宴会の部で聞いた話)。
これはすごくわかりやすい明確な目的で、頭の中でも結構理解できるのです。

ただ、実際に参加してみると、そういうものとはまた別次元の世界があるのです。
それは普段はみられない他の農家の人たちの牛との接し方とか(餌へのこだわりなんか、凄いのです。企業秘密も多いので詳しく書けなかったのですが、最初にあげる餌と最後にあげる餌は違うし、それによってお腹のはりとかたるみとか調整する技があるのだ)、そういうものを知れる(盗める?)ことだったり、いろんな刺激みたいなもの。
あるいは、常連さんがいろいろヘルプにきてくれたりとか、近くの者同士お互いさまの気遣いとか。それは、自分の牛が一番!というより、牛そのものが好き、みたいな空気。
だからこそ時に個人戦のようでもあり、時に団体戦のようでもあり。さらにお祭りのようでもあったり。

そういえば、こんなことも言われたのだ。「これで自信もついたろう。牛に本気になれよー。」
自信と言うより覚悟がないので「えへ♪」と誤魔化しちゃったけど、いろんなやる気も試されている。

共進会って何なのさ、ありきたりだけど、一朝一夕じゃぁわからないってことになってしまった。ホントに一朝一夕だったので、これは胸を張っていえるのだ。
一方で確信したのは、一昔前に好きだった「やっぱり猫が好き」に倣って「やっぱり牛が好き」っていう番組をつくったら、回数だけは「徹子の部屋」レベルになりそうなくらい話題と登場人物には困らないだろうなぁ、ということ。最後にはそんなことを思った県共の二日間でした。

ということで、くどくど長く、オチがないですが、これにて。どんど晴れ。



-了-

・・・・・・・・・・おまけの報告。
かわとみ姉さんの意外な本性が明らかになりました。
繊細、というより、結構内弁慶らしいですぜ。

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▼ 名誉賞牛(後ろ足をピンとすると広辞苑体形になりマス)。



▼ 雨降り共進会でした。



▼ 係留所の朝。



▼ 係留所の朝2。



▼ そして、かわとみ姉さん。



▼ 写真もおまけ。今日はこんな釜津田でした。





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コメント

細かすぎてよくわかんなかったけど牛も人も凄いんだな、と思いました

投稿 小1 | 2007/09/04 22:26

共進会ご苦労様でした。共進会の意義ですか 黒毛和牛では、地域でいい牛を育てていくことです。いわての銘牛福昌号や菊安舞鶴のようにサシがはいって成長も早い牛、確かに共進会のために牛飼ってる人たちもいます。だれでもいい種をつければいい牛になると思っていますがそうともかぎらない!皆次ぎの後継牛がなんであるか知りたいし 一番大切なこと 生き物を飼ってるということ、三つ子で未熟児に生まれた牛をスポイトで乳をのませて立派な牛にして出荷したひとが近所にいます。経済動物ですけど愛情がつたわるならお金にかえられなくてもいいんじゃないかと思います。とはいえ農家ですから収入がないと生きてゆけませんので共進会のデーターをインターネットで調べて勉強したいです。

投稿 宇宙農家155 | 2007/09/04 22:43

こんばんわ!

本当にお疲れ様でした。
雨降っていたのですね・・・。
カゼは引きませんでしたか??

やっぱり奥が深いっス。
牛さんたち。

そして参加している方たち。

常連さん達にしたらなんかコツがあるのでしょうね。
頑張って毎年出てくださいね。

ハルちゃんの今後に期待しております!


ガンバレェ~。

投稿 しずか | 2007/09/04 23:04

ふむふむ。
結構色んな事が、行われているんですねェ。
やっぱり共進会の上位の牛は、栄誉だけじゃなく本人(?)や後生に影響及ぼすんですね。
これから頑張って、毎年出れるような良い牛を育てていかないといけないですね。

投稿 しんちゃん | 2007/09/04 23:11

長編超大作お疲れ様でした。共進会参戦記3部作とてもよかったですよ。

oshioさんのコメントにありましたが、短角牛のことが新聞に掲載され
てました。最近密かなブームになってはいるものの、希少価値の割りに
黒毛和牛に比べ値段が安く、生産農家が減少しているみたいですね。

ここはひとつ短角牛の振興のために、AKIさんに人肌脱いでもらっ
て、どんどんこのブログで宣伝した方がいいですね。

「メタボリックなあなたも、気にしないで食べられる短角牛」こんな
キャッチコピーはいかがでしょう。

これがうまくいって生産農家が増えれば、後々釜津田に、「短角牛の
母」とかいって、AKIさんの銅像が建つのは言うまでもありません。(笑)


投稿 おらだ | 2007/09/04 23:38

品評会の様子がよくわかりました。当日の朝の最後の最後までいろいろな秘策を講じて広辞苑系であることを見てもらう・・・・いろいろと苦労があるんですね。小生が中学生のころだったでしょうか、定期考査や中間試験があると徹夜に近い状態で一夜漬けをして臨んだころを思い出しました。

投稿 杵島太郎 | 2007/09/05 00:44

全3話完結、お疲れさまです。名誉賞牛、本当に広辞苑体形ですね。そして素人目にもつやつやとした毛。牛や馬は目が好きなんですが、今度からはもっと毛づやにも注目します。かわとみ姉さんの面綱、いいですねえ。裂き織りとか組み紐(ちょっと違うか)が得意だったら、かわとみ姉さんの普段遣いに差し入れしたいです(腕がないので無理ですがw)。企業秘密スレスレ?のルポ、ありがとうございました。おもしろかったです。

投稿 たぬうさ | 2007/09/05 02:08

超久しぶりにコメントいたします。
最近なかなかパソコンに向かえなくて、しばらくぶりに遊びに
きましたが、やっぱりいい癒し空間です。今月下旬にそちらへ
行く用事があるので時間があればそちらへ遊びに行けたらと
思っています。

投稿 nori | 2007/09/05 08:47

舞台裏はのぞけなくても、本番を見に行きたいと思うほど、この三連作のレポート、とても面白かったです。

かわとみ姉さんの性格(内弁慶)もわかったし、これからは姉さんの扱い方も変わってくるのでしょうか。

投稿 うるかす妻の夫 | 2007/09/05 09:33

追伸:「ポチ」の話もお願いします。

投稿 うるかす妻の夫 | 2007/09/05 09:36

あぁっ!!!
写真を見て・・短角牛の広辞苑体形って・・これをいうのか。。
と、おどろき、もものき、さんしょのき!!!
牛なのに、すごい<はと胸>です。

かわとみ姉さんの、内弁慶ぶりをみて、生き物を相手にすることの難しさも、ヒシヒシと伝わります。(お互い感情がありますものね・・)

大河ドラマ:第3巻の凄さを堪能致しました。

投稿 mijoka-子 | 2007/09/05 09:52

結果は、かわとみ姉(ねえ)さん、二等二席.
たいしたものですね。体型が広辞苑型! 本当に!
立派な成績で、ギャラリーの私どもも、胸を張っていますよ。

<繊細、というより、結構内弁慶> なんて可愛らしいのでしょう!
人間も牛さんも同じですね。
すっかりかわとみ姉(ねえ)さんのファンになりましたよ。

全く知らない世界を見せていただきました。
ありがとうございました。
この3回シリーズは何度も繰り返し見ることになりそうです。

投稿 ecoちゃん | 2007/09/05 11:47

 牛のことは、よくわかりませんが名誉賞牛の姿は立派ですね。
こういう形がいいんですね。勉強になりました。

焼き肉は、うまいもんなぁ。

投稿 mexicali | 2007/09/05 12:14

まあ~共進会ってそのままの牛さんを出すのでは無いのですね~
かわとみ姉さん 内弁慶ではなくて初体験なのでビックリ緊張したのね!
飼い主の精神状態は直、感じるはず、今度は側に寄り添ってなでなでしてあげてね~
 「不夜城」で 直前になって、飼料をいろいろ与えても意味無いのでは と思って読みましたが
う~~ん いろいろ訳有りだったんですね~
そんな中「かわとみ姉さん」二等二席 偉かったわね~゚・(ノД`)・゚・
~ハリウッドのレッドカーペット~♪
釜津田の霧の中の静寂・・・・お疲れ様~って

投稿 ろうばい | 2007/09/05 13:01

毎日 楽しませて頂いています。
臨場感たっぷり ユーモア満載のAKIさんの表現力。
みなさんのように気の利いたコメントができないけど
本当にいいわー・・・・。

投稿 しのばば | 2007/09/05 14:01

TVや新聞で目にするだけの共進会でしたが、こちらのブログで
市場や共進会の様子を何度か目にし、牛あづかいに携わっている
農家の皆さんの日ごろの努力と御苦労が見えるようです。

そんな皆さんに「蝶よ花よ?」と育てられている牛達は幸せですね。

企業秘密や耳をダンボにして収集した情報「牛ノート」の備考欄に
シッカリ書き込みました??

投稿 タック | 2007/09/05 15:59

かわとみ姉さん,入賞おめでとうございました。
良い牛ですね~。近寄りづらくて遠目ながら・・見とれちゃいました。
短角牛の共進会について,こんなに沢山の説明をいただき,
私も感謝です。<(_ _)>
特に,前日泊の不夜城がこんなに楽しいなんて・・・当日組としては,羨ましいかぎりです!!若い仲間同士で,情報交換してるんだ~。今,若い人少なくなっているから良いことですね。
中年の自分は,若手には入りにくいのでM郎派かな?・・
(いしはな号の雄姿が脳裏から離れないので!)
では,また機会がありましたら・・・・

投稿 kesayosi(レットカーペット) | 2007/09/05 17:29

ご苦労様でした。
共進会の様子が手に取るように解りました。
之は、小学校の教材にしたら良いような気がしました。! (^_-)-☆
知らない事を教えてくださって、ありがとうございました。

投稿 わたあめ | 2007/09/05 20:48

共進会ほんっとにお疲れ様でした!
実家でも黒毛和牛を飼育していたので(共進会には出しませんでしたが)高く売れる牛とかの話は聞いてました。
実は市場で一度、あの「○沢牛」で有名な『□形牧場』に買ってもらったことがあるんです!!
どんな牛だったかぜんっぜん見てなかったんですが、聞いてビックリ!「えっ!!あの『□形牧場』に売ったの?すごいじゃん!!」と言う私に対して両親は、「そうか?」とそっけない返事。
あの牛は今頃「○沢牛」の看板をしょって店頭に並んでいるのかなと思うと・・・。

投稿 らすかる | 2007/09/05 22:53

かわとみ姉さん・・・健闘ですね!!!
共進会も、いろいろとふかーいネタが盛りだくさんのよう・・・
へぇ~☆なこともたくさんあったのでは!?!?
・・・にしても内弁慶な性格が分かったなんて・・・・笑

投稿 愛ちゃん | 2007/09/06 06:11

> 小1 さん、細かすぎたこと、ゴメンナサイ!つい描くほうばっかり夢中になって。これからは見易さも工夫しますね。

> 宇宙農家155 さん、経済動物と愛情と、いろいろな一線があるな、と思っています。ただ育てるなら、やはりその間だけは大事に!が今のところ私の気持ちかもです。スポイトで育てる農家さんの気持ち、なんだかすごくわかります。それにしても、私も宇宙農家さんのようにいろいろ自分ですすんで勉強しなくちゃ、と思うこの頃です。

> しずか さん、雨降りは牛も人もこたえたけど、風邪は大丈夫でした。人も牛も。毎年出場にはやはりいろんな努力があるんだと思います。かわとみ姉さん、ハルちゃんとも、しっかり育てていきたいけど、難しいです~。でも頑張りますね!

> しんさん、いろんなことがついてくるみたいなのです。まだわからないことは多いですが。毎年出れるといいけど、それはそれで大変な気もしたりして・・・(笑)。

> おらだ さん、短角牛、生産者が少ないのでなかなかメジャーにのしあがれないのですが、少しずつでも頑張りたいな、と思います。でも間違っても短角牛の母は私ではないですので(笑)。もの凄い歴史があるし、一人では何もできないな、と思います。だから皆で頑張らないと。私はその後ろの方をトコトコと・・・(笑)。

> 杵島太郎 さん、私も一夜漬けのくちだったので(笑)。しかも試験とか一週間くらいあるじゃないですか、すごい辛かった想い出が・・・(笑)。ただ牛の場合、一夜漬けで身体をつくるというより、最後の一晩で磨きをかける、っていった感じかな、と思いました。

> たぬうささん、面綱の差し入れ、ほしい~(笑)!皮製もカッコイイのですが、手作りもなかなかいいのですよ。毎年いろいろブームもあって面白いし。企業秘密、山ほどあるし、その話の方が面白いのですが、ひ・み・つです(笑)。

> nori さん、こちらこそご無沙汰しておりました。ぜひぜひお待ちしております!

> うるかす妻の夫 、三作みてくださってありがとうございます~。ポチは、関係者の方にひきとられていきました。もともとその予定だったのですが、思わぬところでいろんな人にかわいがってもらえてよかったです(笑)。

> mijoka-子 さん、私たちは楽しかった共進会ですが、いまいち状況がわからないままつれていかれたかわとみ姉さんはなんと思っていたのか・・・って感じです(汗。三巻、根気良くみてくださってありがとうございました!!

> ecoちゃん さん、写真がいまいちだったのですが、本当に広辞苑体形になるのです(笑)。かわとみ姉さんはもう冬までのんびり放牧地生活ですが、牛舎に戻ったらまた登場させますね。ありがとうございます。

> mexicali さん、焼肉はうまいですよね~(笑)。名誉賞牛、近くでみると大きさも大きいので、迫力ありますよ!

> ろうばい さん、牛は環境の変化とかストレスに弱いらしいので、その点では共進会につれて歩いてゴメンナサイ、って感じです。ちゃんとなでなでしておきましたよ!今頃は放牧地に戻ってのびのびしてると思います(笑)。

> しのばば さん、うれしいですホメゴロシ?願いしますね(笑)。

> タック さん、もちろん牛ノートにメモメモです。そのメモを生かせるかどうかが問題ですね(笑)。

> kesayosi さん、こんにちは。先日はお会いできてうれしかっです!kesayosiさんのレッドカーペットの牛も、すごく大きくていい牛~!と思っていました。実力派M郎派でも、まだ一緒に若手組みで!またお会いできること、楽しみにしています!

> わたあめ さん、一番疲れたのはかわとみ姉さんだと思います。ご褒美ちゃんといっぱいあげておきました。私もいただくコメントなんかで逆に知らないこと、気づかなかったこととか教えてもらっているので、お互い様です!

> らすかる さん、○沢牛、ブランド中のブランドですが、その中にもまたブランド牧場があるのですね。むしろ勉強になってしまった!うちも頑張って短角牛ブランド作らなくては!です!!

> 愛ちゃんさん、かわとみ姉さん、頑張りました。多分(笑)。はるちゃんは結構負けん気が強いのですが、かわとみ姉さんは結構気が弱いみたいでしたよ(笑)。

投稿 AKI@釜津田 | 2007/09/06 13:28

短角牛、マスコミにもかなり露出してきましたね。
僕が昔勤めていた会社の通販にも、そちらの短角牛が載ってました。伊賀牛という黒毛の産地にある会社であることを考えると、なかなかチャレンジしたなあ、とも思いましたが。どうやら、京都・北山の焼肉やさんの社長さんとの繋がりで紹介できたみたいですね。
実は、7月に初・岩手旅行をしました。
できれば、短角牛も見てみたいなあと思ってたのですが、結果果たせず。
帰り道、短角牛が食べられると評判の焼肉屋さん(たしか三平?)へわざわざ寄ったのですが、なんと予約で満席とのこと!残念でした。
共進会に対する考え方はいろいろあるんでしょうが、品質を高めるという意味での役割は無視できないと思います。
一度、放牧しているところを見てみたいなあ、などと思うのですが、いつになることやら。

投稿 Kenji | 2007/09/06 19:35

県共参戦記、おもわずひきこまれてしまいました。臨場感あふれ、人物(牛も)が生き生きとして、知識のない私でも、共進会とはこういうものなんだと納得。素晴らしい大作ですね。少し賢くなった気がしてAKIさんに感謝。

投稿 待合室 | 2007/09/07 08:59

短角牛という新聞の記事に釘ずけになりました。
これ、AKIさん家族が飼育してる牛~!と感激。
共進会のブログとダブルで楽しませてもらいました。
生産拡大のようですが、AKIさん一役買ってますよね!
そんな気がする私です。

「田舎に暮らす」のAKIさんの記事とともに
朝日新聞さまさまです。

投稿 えみっち | 2007/09/07 15:52

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