不夜城の一夜があけた朝、それは決戦の金曜日でありました。
【おわりに】
さてここで、共進会って何なんだろう、と再び思ってみるのです。
例えばかわとみ姉さんは、県共に進出したこと、上位に入ったことで、母牛としての格がちょっと上がりました。
もし牝の子牛が生まれたら、それは母牛として活躍を期待できるし、
もし雄の子牛が生まれたら、それは種牛の候補(あくまで候補でさらに審査とかある)となるわけなのです。
もし子牛を売ったとしても、「いい牛」の資質をかわれて若干高値で売れたりとか。
「優良牛」の育成とか、改良事業といったりして、共進会のひとつの大きな目的でもある(以上、会場でもらったしおりとか不夜城宴会の部で聞いた話)。
これはすごくわかりやすい明確な目的で、頭の中でも結構理解できるのです。
ただ、実際に参加してみると、そういうものとはまた別次元の世界があるのです。
それは普段はみられない他の農家の人たちの牛との接し方とか(餌へのこだわりなんか、凄いのです。企業秘密も多いので詳しく書けなかったのですが、最初にあげる餌と最後にあげる餌は違うし、それによってお腹のはりとかたるみとか調整する技があるのだ)、そういうものを知れる(盗める?)ことだったり、いろんな刺激みたいなもの。
あるいは、常連さんがいろいろヘルプにきてくれたりとか、近くの者同士お互いさまの気遣いとか。それは、自分の牛が一番!というより、牛そのものが好き、みたいな空気。
だからこそ時に個人戦のようでもあり、時に団体戦のようでもあり。さらにお祭りのようでもあったり。
そういえば、こんなことも言われたのだ。「これで自信もついたろう。牛に本気になれよー。」
自信と言うより覚悟がないので「えへ♪」と誤魔化しちゃったけど、いろんなやる気も試されている。
共進会って何なのさ、ありきたりだけど、一朝一夕じゃぁわからないってことになってしまった。ホントに一朝一夕だったので、これは胸を張っていえるのだ。
一方で確信したのは、一昔前に好きだった「やっぱり猫が好き」に倣って「やっぱり牛が好き」っていう番組をつくったら、回数だけは「徹子の部屋」レベルになりそうなくらい話題と登場人物には困らないだろうなぁ、ということ。最後にはそんなことを思った県共の二日間でした。
ということで、くどくど長く、オチがないですが、これにて。どんど晴れ。
-了-
・・・・・・・・・・おまけの報告。
かわとみ姉さんの意外な本性が明らかになりました。
繊細、というより、結構内弁慶らしいですぜ。
▼ 名誉賞牛(後ろ足をピンとすると広辞苑体形になりマス)。

▼ 雨降り共進会でした。

▼ 係留所の朝。

▼ 係留所の朝2。

▼ そして、かわとみ姉さん。

▼ 写真もおまけ。今日はこんな釜津田でした。

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