板の間の上のビネ
室内犬・ビネ君は義母とひらひらするものが大好きだ。
私は義母にはなれないので、ビネ君の気を惹きたいときには、何かをひらひらさせるしか方法がない。
冬の間、夕食は大体夕方6時。
それが、今ぐらいの時期から少しずつ不規則になっていく。
夕方いつまでも暖かかったり、そもそも日がのびたり、
それ故にあともうひといきという外仕事を片付けてしまうか、
そんなこんなで家に入る時間が不規則になるから。
一応6時ごろを目処に夕飯を準備するけど(じいちゃん、ばあちゃんもいることだし)、
全員集合までには、若干の空白の時間ができたりする。
その空白の時間、ビネ君の気を惹いてみることがある。
エプロンのすそが、ちょうどビネ君の大好きなひらひら具合で好都合。
案の定ビネ君は猛ダッシュで駆けてくる。大きな耳をなびかせて、あわよくばそれが羽根となり飛んでいきそうな勢いで駆けてくる。
駆けてくる、が、止まれない。
板の間の上のビネ君には、いつも笑いの神様がついている。
やきもきして過ごしがちな空白の時間、ビネ君は意外と大きな存在だ。
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